インプラント専用手術室

インプラント手術を安心して受けられる歯科医を選ぶ際、重要な判断基準となるのがインプラント専用手術室の有無です。

通常の治療とは異なり、インプラント手術の際にはさまざまな配慮と設備が必要になります。そういった環境を専用手術室という形で備えているかどうかは最低限の判断基準といえます。

インプラント手術の際、注意が必要なのが清潔な環境。骨を削り、人工歯根（インプラント）を埋め込む際に細菌が入り込むようなことがないよう、無菌状態の維持はもちろん、滅菌ガウンや滅菌済み手袋の使用なども重要となります。

それから細かい作業が求められるだけに、手術に直接関わる設備の充実も欠かせません。

インプラント手術に適した専用の手術台や、正確な手術を行なうための無影灯などの設備がある歯科医院なのか、どうかも、歯科医院選択における欠かせないポイントとなります。

また、インプラント手術中における患者の体調変化のチェックも欠かせません。インプラントでは麻酔を使用するため、脈拍や血圧などの変化をしっかり把握した上で手術を進めていく必要があります。そのため、生体モニターによる詳細に生体情報のチェックができる環境にあるかどうかも安心してインプラント手術を受けるために求められる条件です。

このように、インプラント手術においては、通常の歯科治療では滅多に使用されない設備や環境でも不可欠となっています。そのため、インプラント専用手術室があるかどうかが大きなポイントなるのです。専用手術室を用意しているということはインプラント治療に本格的に取り組んでいるという証拠でもありますから、ぜひともチェックしておきたいところです。