All-on-4（オールオンフォー）とは

手術をしたその日から噛むことができ、また費用や患者の負担を最小限に抑えることができるインプラント手術の方法として最近注目されているのが、
『All-on-4（オールオンフォー）』です。

人工歯根（インプラント）を埋め込むことによって安定した治療効果を発揮することができるインプラント治療。 歯を失った人にとってはじつに便利でありがたい手術です。

しかし、失った歯が多かったり、総入れ歯を使用していたり、あるいは顎の骨が少なく埋め込むのが難しい場合、治療が困難になるという問題点がありました。こういったケースでは骨を移植したり、１０本以上のインプラントを埋め込むなど患者への負担が非常に大きくなっていたのです。

そんな問題点を克服したのがAll-on-4（オールオンフォー）という治療方法なのです。これはその名の通り、上下の顎に埋め込んだ４本のインプラントですべての人工歯を支える技術で、１本のインプラントにかかる力をうまく配分することによって最小限の負担ですむことができるようになりました。

このAll-on-4（オールオンフォー）によって手術にかかる時間や費用も大幅に削減。すべての作業を１日で終わらせることが可能になりました。骨の移植をする必要もなく、また総入れ歯の人も治療中に不便な思いをすることもなくなりました。当日まで総入れ歯を使用し、治療後にはすぐに人工歯で噛むことができるのです。

手術当日にはめ込まれる歯は仮のもので、最終的にブリッジを取り付けて美しい仕上がりにするまでには６ヵ月ほど後になりますが、その間も日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。

これまでインプラント埋入部位に骨が足りないなどの理由でインプラントが出来ない。または、インプラント治療は困難だといわれていた人に最適な技術、All-on-4（オールオンフォー）。
これは、インプラントをあきらめかけていた人にお勧めのインプラントの治療方法なのです。